映画「サンシャイン2057」 [映画]
先日「サンシャイン2057」(ダニー・ボイル監督)を見てきました。
目的は、もちろん真田広之さんです(^^)
この記事で、船長役を探していたダニー・ボイル監督に真田さんを推薦したのが、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督(←好きなんです!)だと知り、俄然見たくなりました。
最寄りの映画館ではすでに1日1回の上映。
滑り込みセーフで見ることができました。
今から50年先の未来。
活動の衰えた太陽を再び活性化させるため、8人の乗務員を乗せた宇宙船イカロス2号は太陽へ向かっていた。
水星を過ぎた頃、ありえない音をイカロス2号は受信する。
それは消息を絶っていたイカロス1号の救難信号だった。
進路を変更しイカロス1号へ向かったイカロス2号は、予期しない事態に遭遇する。
え〜まず真田さんですが・・・思ったより出番が少なかったです。
まさかあんなに早く・・・(T_T)
しかし、頼りがいのある船長という役をきっちり演じていたと思います。
男は黙って行動で示す!
渋いです。
西洋人の中に混じってしまうと小柄なのですが、それを感じさせない存在感がありました。
英語も全く問題ないし。
ほんとうに素敵に年を重ねている、日本が誇れる俳優さんですよね。
実はもう一人お目当てがいました。
それは、キリアン君・・・ではなくて、
植物学者を演じるミシェル・ヨーです。
もともとはアクションで有名になった俳優さんですが、最近では「グリーン・デスティニー」(これはアクションも◎)、「SAYURI」など、心理的な演技も良いのです。
随分前に「皇家戦士」という作品で真田さんと共演したこともあるのですよ。
女性ですが、きりりとした格好良い俳優さんです。
今回は植物学者。
2人いる女性乗組員の中でお姉さん的な役割です。
植物に深い愛情を注ぎつつも、重要な局面ではクールに判断する。
まさにうってつけの役でした。
ちなみに今回は全くアクションなしです。
SF映画を見るのは久しぶりでした。
監督は、リアリティーにこだわったようで、色々なところにそれが反映されていました。
ストーリーはありがちですが、閉塞的な環境での(多分)主役の物理学者(キリアン・マーフィー)と副船長の軋轢や、太陽に魅せられる医者、ミスを悔いる技師などの心理的な面もちゃんと描かれていたと思います。
そして、8人の乗組員のうち、3人がアジア人というのは、西欧圏の映画ではなかったことではないでしょうか。
監督は上記のインタビューの中で「これは全人類のためのミッションではあるけれど、そのときになったら、経済力のある国が先導してやると思ったからね。50年後、お金をもっている国はどこか。アジア圏に違いない」と言っています。
お箸で食事を食べていたり、漢字で警告が書いてあったりするのは何となく嬉しかったです(^^)
それにしてもSF映画を大画面で見るのは雄大で迫力がありますね。
迫力がありすぎて、最後の方は私にとってはSFではなくもはやホラーかスリラーでしたけれど・・・(>_<)
ドシーン!!!
・・・・どきっ(O_O)
ガシャーン!!!
・・・びくっ(@_@;)
見終わった後もしばらく心臓がバクバクしてました。
見たい映画を見に行けるって、嬉しいですよね。
行きたいと思いつつ、終わってしまっていることが
おおい私なのですが・・・
by りゅう (2007-05-08 00:17)
ドキドキの映画鑑賞だったんですね。
真田さんの活躍はすごいですね。
今アジアの監督、俳優さんがすごく頑張っている感じがします。
by ランランラン太郎 (2007-05-08 17:51)
りゅう様
私もよく見逃してしまいます。
見たいものはたくさんあるのに、結局半年以上後にDVDで・・・になってしまいます。
今回は見ることができて良かったです(^^)
by shiori (2007-05-08 21:26)
ランランラン太郎様
ハイ、ドキドキでした(^_^;)
ほんとうに今アジアが頑張っていますよね。
ハリウッドが競うようにアジアの映画のリメイク権を獲得していますし。
私も以前は洋画中心だったのですが、最近ある映画がきっかけでアジア(主に中華圏)のものを見るようになりました。
by shiori (2007-05-08 21:39)